非SEOアクセス・コンバージョン率アップ研究

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iOS8のリリースにより、BingやDuckDuckGo関連のキーワード流入が増加

18日未明にiOS8が正式リリースとなり、早速人柱的に飛びついてみたという人々が結構存在するようだ。当ブログにも、今回Spotlightデフォルト検索エンジンとなったMicrosoftのBing、またオプション検索エンジンとして採用されたDuckDuckGoなどのワードで飛んでくる人が多く見られる。iOS8で導入されたこいつらは一体何者だろうかと大勢の人が首を傾げているのかもしれない。以下の記事が参考になれば幸いである。


iOS8のSpotlightデフォルト検索エンジンがBingに。日本でもBing SEOを考慮する時期か - 非SEOアクセス・コンバージョン率アップ研究


Safari検索エンジンの選択肢にDuckDuckGoが追加。これからのシェア拡大に期待! - 非SEOアクセス・コンバージョン率アップ研究

iOS8を契機としてBingの巻き返しが始まる?

iOS8、蓋を開けてみるとほとんどの検索がSpotlightで済むように変更されている。ウェブブラウザを立ち上げて、検索窓に検索語句を入れて…というかたちで調べ物をするスタイルは廃れていくかもしれない。するとデフォルト検索エンジンのBingがぐっと有利なポジションになる。上でも書いたけれど、iOS端末用のSEOとして、Bingで高順位になれるような対策を立てなければいけない時期なのかもしれない。

DuckDuckGoは日本語検索の精度が問題か

一方、ユーザが主体的に選択することでデフォルトの検索エンジンとなるDuckDuckGo。こちらは現状Googleの牙城を脅かすような存在にはなれないのではないかと、数々のキーワードで検索を行った結果感じる。検索の使い勝手について言えば、GoogleやBingが地道に行ってきた検索結果改善の部分がまだ足りていないのであろうと思われる。

たとえば、検索ワードに対して候補が複数考えられる場合。『A』という検索キーワードに対して、映画タイトルが『A』であるもの、ミュージシャンでグループ名が『A』であるもの、一般名詞としての『A』など候補が複数あるときに、GoogleやBingであれば1ページ目に特定の『A』の結果ばかり集まって、それ以外の『A』を検索しているユーザにとって質の低い結果を返さないように多少ばらつかせている。一方DuckDuckGoの場合、特定の『A』ばかり上位に集まってしまう傾向が見られた。これはask.comやwikipedia、各種検索エンジンの結果を総合して順位をはじき出すというDuckDuckGoアルゴリズム上における問題であろう。1ページ目には各ソースにおけるトップヒットの羅列に近い状態ができてしまうのかもしれない。

また、日本語のキーワードで検索したときに、3ページ目4ページ目くらいから検索キーワードと全く関係のない商品リンクなどが入り込むことがあった。黎明期の検索エンジンを使っている感覚がよみがえってくる。

今後、こういったユーザビリティの問題を改善し、プライバシーを軽視するGoogleへのカウンターアクトとして以上の存在になれるのか、果たしてそういったモチベーションがDuckDuckGo社にあるのかは不明である。今のところ、大きく肩入れはしないかな。

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