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検索エンジンGoogleシェアの減少&GoogleにTwitterリアルタイム検索の復活など最近の動き

昨年2014年は、Googleにとって大きな転換の年であったと思う。で、それは果たしてどのような大転換であったのか、昨年にあった出来事をまとめてこのブログのひとつのエントリにしようとしばらく画策していたのだけれど、予想以上に手こずってしまっている。手こずった理由というのが、Google関連の出来事の多くが、同社のそれまでの戦略への見直しと考えることが出来る動きであり、したがってきちんと説明するためには当の戦略が一体いつ頃から始まったのか調べて、そこから説明しなければならないというわけなのだ。大変面倒臭い(笑)。

でもそうこうしている内に、2015年に入ってからのGoogleの新しい動きなども登場してきた。そこで昨年の動きをまとめるのは後回しないし断念して、リアルタイムな動きについて触れる方向に切り替えていこうと思う。リアルタイムな事象に触れる過程で、2014年の戦略転換についても、きっと言及ができるはずだ。

Mozillaとの提携解消により、Googleの米国内シェアが75%を切る

昨年12月のニュースとして伝えたのが、Firefoxの米国におけるデフォルト検索エンジンがGoogleからYahoo!へと切り替えられたというもの。この切り替えの影響が、アイルランドのStatsCounterというアクセス解析サービスの検索エンジンシェアレポートに現れており、2015年1月のモバイル環境を除いたGoogleシェアは前月より4.1%ダウン、その減少分をYahoo!がまるまる獲得している。さらに2月の数字では、GoogleシェアがStatsCounterの調査開始(2008年7月)以来初めて75%を割り込んだようである。

Googleにとって、このシェア減少はFirefoxユーザのデフォルトブラウザが変更になったという原因の分かっている出来事であり、たとえばユーザのGoogleに対する否定的評価の発現といった、検索エンジン運営における根幹を揺るがすような出来事ではない。けれども、これからも続々デフォルト検索エンジン契約でライバルに囲い込みを行われ続けるようであれば、ユーザ体験の改善など地道な努力によるシェアの上昇では追いつかない、見た目上のシェアの減少が観測され続けるだろう(デフォルト検索エンジンでなくなってもGoogleを選り好むユーザばかりではないということだ)。そして、広告主に向けてのアピール力を削がれることとなる。

この一件で、ライバルよりも良い条件を提示してブラウザのデフォルト検索エンジン契約をとり続けることの重要性を、Googleはより強く認識したことだろう。そして、Googleとの間のSafariデフォルト検索エンジン契約が今年で切れるAppleは、このようなデータが現れたことに、内心ほくそ笑んでいるに違いない。

Twitterとの再提携で、リアルタイム検索の復活

もう一つのニュース。現在Google検索では、Twitterユーザのつぶやきがリアルタイムに表示されていない。以前のGoogleであれば、検索結果の上部にリアルタイム検索へのリンクが表示されていたということを覚えている人も多いと思う。

このツイートのリアルタイム表示は、Twitter社のリアルタイムツイートデータベース(Firehoseと呼ばれる)にアクセスする権利をGoogle社が得て実現していた。2009年から2011年まではGoogleTwitterが提携していたのであるが、2011年7月以降は提携が解消されてしまい、上述の機能が使えなくなってしまっていたのだ。

何故2011年に提携関係を解消してしまったのか。Googleがツイートのリアルタイム検索を提供することに(競合やそれに特化したサイトもあるため)それほど魅力を感じなくなったからなど、理由は幾つも想像できるが、中心的な理由として、同じ2011年にGoogle謹製のSNSとしてGoogle+のサービスを開始したということが挙げられるだろう。

2014年は、Google+を諦めた年?

Googleは自家製SNSGoogle+を育てるために、検索順位決定のためのアルゴリズムにおいてオーソリティという概念を大々的に導入し、meta authorタグの使用とともに普及に努めた。Google+に登録した著者の顔写真(ただし、きっちりと顔と識別できる高解像度の写真でなければならなかった)を検索結果の横に表示するようにするなど、検索とGoogle+の連携について苦心の跡がうかがえる。

このGoogle+については、TwitterFacebookなど既存のSNSに取って代わるというだけでなく、GoogleAndroid OS戦略とも相乗効果が期待されていたのではないかというのが、個人的な印象である。本名&顔写真の登録が義務づけられたGoogle+のアカウントがあれば、いちいち連絡先を登録しなくても携帯電話の発信元が分かる。連絡先データベースの信頼性はGoogleが担保するというような仕組みで、検索とSNSとガジェット3段構えで競合に勝利しようとしていたのではないか。

そうした囲い込み戦略は、Google+TwitterFacebookなどの先行者達の市場に思った程食い込めなかったということで、成功の思い描けない絵空事となった。そこでGoogle+は、囲い込み戦略のキモとなる信用を担保するSNSをやめて、普通のSNSへの脱皮を図ろうとする…

2014年7月には、Google+の本名登録の原則を取り下げる。そして9月には、検索結果の横のGoogle+登録写真を使った著者情報表示もやめてしまう。このような動きを見ると、2014年というのは、GoogleGoogle+に大きな戦略的役割をもたせることを、諦めた年ではないかと思うのだ(Google+プロジェクトの象徴的人物、ヴィック・ガンドトラ氏が2014年4月に退社したことも、一つの区切りだったのかもしれない)。

 

2015年になってTwitterとの再提携、Google検索でのリアルタイム検索復活への動きが見えたことは、Googleが自社サービスによる囲い込み戦略を打つ勝者の戦い方をやめて、挑戦者としての戦い方を思い出したということなのかもしれない。

 

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