非SEOアクセス・コンバージョン率アップ研究

ブログやWEBサイトのアクセス数を上げる方法、広告クリックやお問い合わせ件数を増やすコンバージョン率アップの手段を考えましょう。SEO以外で!

iOS8のSpotlightデフォルト検索エンジンがBingに。日本でもBing SEOを考慮する時期か

Bing SEO、そんなこと急に言われても…という阿鼻叫喚の反応があるかと思ったけれど、あまり話題になっていないようで。

先日行われたApple社の開発者イベント、WWDC2014では、次期iOSであるiOS8、次期OSXであるOSX Yosemite、それから何と言ってもObjective-Cに取って代わるiOS/OSXアプリケーション開発言語、Swiftの発表と盛りだくさんの内容だった。

発表された内容の中で個人的に気になったのは、iOS8とOSX YosemiteにおけるSpotlight検索のデフォルト検索エンジンが、GoogleからMicrosoftのBingへと変更されたということ。この変更により、これまで日本では割合的にほぼ無視して良いとみなされていたBingへのSEOが、一転して重要になるのではないかということで、今後のSEO業界にも大きく影響する発表でなかったかと思うのである。

日本での検索エンジンの現状と海外との比較

SEOについて多少の知識のある人にとっては常識のことであるが、日本の検索エンジンシェアは現状Yahoo! JapanGoogleで二分しており、そのどちらの検索順位決定アルゴリズムについてもGoogle社のものを使っている。したがって、Googleアルゴリズムに対してWEBサイトを最適化することで、SEO対策が完結してしまう。

一方、国外に目を転じると、検索エンジン業界が群雄割拠の所もある。GoogleMicrosoftのお膝元の米国では、Googleシェアが67%に対して、Bingが18%のシェアを獲得している(おそらく、Bingの市場占有率が最も高い国ということになるだろう)。韓国ではNaverが72%、Daumが18%とGoogleはシェアを獲得できていない。中国では、Baiduが62%、360 searchが21%。Google中国共産党による検閲を導入するなどして市場に食い込む努力はしているが、上手く入り込めていない。意外な所では、ロシアで62%のシェアを獲得しているのは国内企業のYandexという検索エンジン

(データはこちらのページの2013年版シェアを参考)

Bing SEOについて、日本ではノウハウが積まれていない

逆に言うと、今挙げた以外の地域ではほとんどGoogleが独占状態になっているということである。しかしながらお膝元の米国では18%のシェアがあるということで、Bing SEOについてもウェブマスターの暇つぶし以上に研究・対策が講じられている。

一方これまで日本のSEO業界の中では、登場してすぐの真新しいタイミング以外ではBing SEOについてあまり顧みられることもなかった。ウェブマスターのうち、全てのサイトにBingウェブマスターツールを導入しているという人の割合も少ないであろう。こうした状況から、Apple社がBing陣営に入ったことで、Bing界隈のニュースも無視できなくなってくる。そして、Googleアルゴリズムに悩まされ続けたSEO担当者にも、かすかに光明が見えてくるのではないかという気もするのだ。

Google SEOとBing SEOの違い

GoogleとBingの順位決定アルゴリズムの、基本的な部分というのはそれほど違いがない。ページの最適化がランキングにどれほど影響するか調べた調査というものがある。

SEO ranking Factors Bing (vs Google)

これによると、どちらのアルゴリズムにおいても依然バックリンクが重要であるということは変わらない(どちらかというとGoogleの方がバックリンクと内部リンクを重視するようだが、2013年のデータなので、その後のアルゴリズムアップデートも踏まえないといけない)。また、ソーシャルにおける言及にも依然高い価値がある。

となると、アルゴリズムがはじき出す順位とは別に、ペナルティによるアルゴリズム外の評価で差がついてくるのではないかと思われる。GoogleでペナルティとなったものがBingだと生きている、とか、その逆であるとか。どちらか一方のアルゴリズムに極端に最適化した結果、もう片方からの流入がなくなってしまうという結果は避けないといけないだろう。そのために、必然Bingウェブマスターツールの導入や、Bingウェブマスター向けガイドライン等のチェックが必要になる。

Bing向けのSEOも、ゆるやかに導入していきましょう

幸いなことに、今回iOS8とOSX YosemiteでBingが導入されるのはSpotlight検索部分だけとなっており、Safariのデフォルト検索はGoogleのままであるようである。ただし、Apple社がこれをいつまでもあべこべにしたままにしておくとは思えないので、いずれSafariのデフォルト検索エンジンもBingになるだろう(契約上の問題ですぐには外せないという予想もある)。

その猶予期間を使って、BingのSEOについてもしっかり把握しておくべきだろう。さもないと、将来的にスマートフォンからの流入を著しく減らしてしまうということもあり得るだろうから。

面白そうな本。これタイムリー!
広告を非表示にする